セイタカアワダチソウ

最近は異常な繁殖力で、全国いたるところで見られる秋の雑草の王者。
新幹線で東京から広島まで窓の外を見ると、黄色く群生しているこの草が
いたるところで目につきます。
この草を花粉症の主犯格ブタクサと思っている人が多いですが、ブタクサは
まったくの別物で、花粉は風で飛ばない虫媒花です。

北アメリカ原産の多年草植物で、名前のとおり背が2メートルぐらいにもなり、
花が泡立つように咲くキク科の植物です。
地下茎で徐々に縄張りを増やしていき、群れると荒れ地を黄色に染めつくし壮観です。
昔はススキが秋の野を埋め尽くしたものですが、最近はこのセイタカアワダチソウ
が秋の野原を占領しているのは少しさみしい限りですが、地域によってはまた
ススキが盛り返してきたという話も聞きます。
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